今月の臨床 完全マスター! 妊娠高血圧症候群─PIHからHDPへ
妊娠高血圧症候群の疫学
出生三世代コホートからみた個別化医療と予防の展望
菅原 準一
1,2
1東北大学東北メディカル・メガバンク機構
2東北大学産婦人科
pp.646-652
発行日 2018年7月10日
Published Date 2018/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209437
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●多因子疾患である妊娠高血圧症候群の病態を解明するためには,遺伝・環境相互作用を解き明かす視点が必要である.
●世界的にもユニークな出生三世代コホートによって,妊婦2万人以上,三世代家族7万人以上の登録が完了し,統合バイオバンクに試料・情報が格納された.
●データクリーニング終了後,共同研究などによって多角的な疫学研究や種々の解析が進み,妊娠高血圧症候群の新しい個別化予防・医療の実現が期待できる.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.