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【疾患編2】不妊・不育
《一般不妊治療》
メトホルミン療法
髙橋 俊文
1
1福島県立医科大学ふくしま子ども・女性医療支援センター
pp.149-151
発行日 2018年4月20日
Published Date 2018/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209326
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外来管理のポイント
❖挙児希望PCOS患者の排卵誘発法の第一選択はクロミフェンであり,クロミフェン無効例に対してメトホルミン併用療法を考慮する.
❖挙児希望PCOS患者に対するメトホルミン療法は,肥満・耐糖能異常またはインスリン抵抗性を有する場合に考慮する.
❖メトホルミン療法は,PCOS患者の流産率の低下に関して十分なエビデンスがなく,妊娠初期にメトホルミンを中止しても流産率に影響を与えない.
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