今月の臨床 骨粗鬆症の最新トピックス─ガイドラインの大幅改訂を迎えて
治療
骨粗鬆症治療薬の作用機序─製剤の特徴からみた薬剤選択
岡野 浩哉
1
1飯田橋レディースクリニック
pp.1022-1029
発行日 2016年11月10日
Published Date 2016/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208893
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●閉経後骨粗鬆症に対する治療薬の基本は骨吸収抑制薬であり,エビデンスに基づいた薬剤の特性を理解する.
●治療対象者における治療目的(椎体骨折抑制か大腿骨近位部骨折もか)を明確にし,骨折リスクの程度,年齢,嗜好を勘案し薬剤を選択する.
●骨粗鬆症の管理は長期に及ぶ一方で長期使用に問題を有する薬剤があるため,加齢とリスク因子の再評価による薬剤のスイッチが必要となる.
●婦人科医は閉経後女性の骨粗鬆症および骨粗鬆症による骨折予防のキープレーヤーであり,初回骨折の抑制に最大の役割がある.
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