今月の臨床 卵管は脇役か?─その生理と病態
卵管の生理
発生と解剖
浅野 安信
1
,
有澤 謙二郎
1
,
萩原 治夫
1
1帝京大学医学部解剖学講座
pp.794-800
発行日 2016年9月10日
Published Date 2016/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208850
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●卵管壁は粘膜,筋層,漿膜からなる.粘膜上皮は主に線毛細胞と分泌細胞からなり,性周期性に形態学的および機能的に著しく変化する.
●粘膜固有層の支質細胞は,筋線維芽細胞としての形態学的特徴をもつ.
●卵管は,中腎の外側で中皮の陥入によって形成されたミュラー管に由来する.卵管形成は,卵巣の分化に伴う内分泌制御を受けて出生後まで継続する.
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