臨床研修セミナー Sexual Medicine
婦人科術後患者の性
武田 秀雄
1
Hideo Takeda
1
1東京逓信病院(産婦人科)
pp.986-988
発行日 1989年10月10日
Published Date 1989/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208092
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婦人科手術後に何らかの性生活の変化が起きることは1950年にHuffmanが報告して以来注目されており,性生活の改善より悪化したとする性障害の頻度が高い。婦人科手術を受ける患者の年齢,適応疾患,術前の病状,術式,摘除範囲,術後経過,心理状態,夫や家庭内での立場によって,術後の患者の訴えが様々に異なってくるのは当然考えられる。手術を行う婦人科医としてはその点を充分配慮して,術前,術後に患者とその夫を教育し,インフォームドコンセントを得ておかねばならない。
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