特集 話題の感染症
B型肝炎ウイルス・風疹ウイルス・サイトメガロウイルス—母児垂直感染の診断と対策
古賀 康嗣
1
,
藤本 征一郎
1
,
田中 俊誠
1
,
富樫 武弘
2
,
小堤 圀雄
3
Yasutsugu Koga
1
,
Takehiro Togashi
2
,
Kunio Ozutsumi
3
1北海道大学医学部産婦人科学教室
2北海道大学医学部小児科学教室
3苫小牧王子総合病院小児科
pp.905-913
発行日 1988年10月10日
Published Date 1988/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207874
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今日,多くのウイルスが母児垂直感染の病原となることが知られている。近年の臨床ウイルス学の進歩は感染様式や発症機序の解明とともに診断法や予防法の研究に大きな成果を遂げている。
母児垂直感染の病原ウイルスのうち,本稿では日常診療の場で最も問題となるB型肝炎ウイルス,風疹ウイルス,サイトメガロウイルスをとり上げ,その垂直感染の診断と対策を中心にして述べる。
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