症例
子宮体癌肺転移4例の臨床病理学的検討
山崎 正人
1
,
大浜 紘三
1
,
久松 和寛
1
,
岡本 悦治
1
,
田中 文男
1
,
未光 博雄
1
,
信永 敏克
1
,
榎本 泰明
2
,
桐本 孝次
2
,
西岡 康二
3
Masato Yamasaki
1
,
Yasuaki Enomoto
2
,
Takatsugu Kirimoto
2
,
Koji Nishioka
3
1国立呉病院産婦人科
2国立呉病院病理
3国立呉病院放射線科
pp.781-784
発行日 1986年10月10日
Published Date 1986/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207473
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過去15年間当科で治療した子宮体癌114例中4例(3.5%)に肺転移が認められた。1期3例,IV期1例であった。胸部レ線像では孤立性1例,両側散在性2例,剖検にて両側散在性1例であった。肺転移発見後2例は1年以内に死亡,1例は肺葉切除及び化学療法後2年7カ月延命した。1例にリニアック胸部照射が施行されたが無効であった。肺転移による自覚症状は認められなかった。
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