生涯研修セミナー 前期破水
診断
古橋 信晃
1
,
辻永 真志
1
Nobuaki Furuhashi
1
,
Masashi Tsujiei
1
1東北大学医学部産科婦人科学教室
pp.168-170
発行日 1988年2月10日
Published Date 1988/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207738
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前期破水診断の意義:近年の周産期医療の進歩によって,周産期死亡率が改善されてきたとはいえ,未熟児出産が予防できればさらに改善されることは明白である。未熟児出産の主たる原因に前期破水(PROM)があるが,特に問題となるのは妊娠24週以後,妊娠34週位までのpreterm PROMである。PROMの管理は,児の未熟性と感染というリスク因子がからみあっており,今日の産科臨床の大きな問題の一つである。Preterm PROMの管理方法は,その施設によって異なっていると思われるが,図1には当科におけるpreterm PROMの管理法を示した。これらのことより,PROMの診断は,感染への対策と未熟産防止のために非常に重要であることは明らかである。
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