グラフ 産婦人科とCT・12
子宮腫瘍
松隈 敬太
1
,
塚本 直樹
1
,
西谷 弘
2
,
荒木 昭輝
2
Keita Matsukuma
1
,
Naoki Tsukamoto
1
,
Hiroshi Nishitani
2
,
Akiteru Araki
2
1九州大学医学部産婦人科教室
2九州大学医学部放射線科
pp.786-787
発行日 1987年12月10日
Published Date 1987/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207693
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日常臨床上,子宮筋腫の画像診断にはUST診が用いられ,むしろCT診は少ない。限られた症例の中からCT像を供覧する。
図1 虫垂癌の例で偶然発見された子宮筋腫のCT像である。骨盤内右側に虫垂癌の腫瘤があり左側に腫大した子宮がある(矢印)。筋腫のCT像はこのような均一なdensityをもつ拡大した子宮陰影であるとされる。さらに本例では不規則なhigh density areaがあり,石灰化した像を推定させた。剖検によりこれらの病変が確認されている。
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