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妊娠中の胎位
広井 正彦
1
1山形大学医学部産科婦人科
pp.822
発行日 1986年11月10日
Published Date 1986/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207484
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妊娠末期になっても,外来で骨盤位として入院を予約し,数日後に外廻転をしようとするともう頭位になっていることに直面することがある。このように,妊娠中の胎児の位置はよく動いているものであるが,妊娠の時期における胎児の位置が正常妊娠ではどのように変わるものか,その位置と関連性などについて興味はつきない所である。
そこでHughey1)は1978年10月より1982年12月31日まで11,593例の分娩があり,このうち,1,687例は他の機関で検診をうけていた。67例の双胎と記載不充分の7例は統計より除外した。妊娠29週以前の早産例では超音波での児頭の位置と分娩データとは必ずしも充分でなかったので,29週以後は妊娠中の胎位と分娩時の胎位を比較したが,大きな変化はみられなかった。
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