思い出の写真
忘れ得ぬ思い出—二重国籍と私の恩師
石塚 直隆
1,2
1名古屋大学
2大阪府立母子保健総合医療センター
pp.468-469
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207408
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一生を通じての思い出となると二つに絞られて来るように思った。一つはちょっと変わった私の生い立ちを決めたもの,もう一つは知らず知らずに受けた恩師からの影響である。
私はサンフランシスコの病院で生れた。両親は私を手元で育てるより日本で日本の教育を受けさせたいと決意した。両親は明治末期の米国移民として渡米したのであった。子育ては当時移民の最大の悩みであったに違いない。
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