先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
感染症とその化学療法
尿路感染症と抗菌剤
名出 頼男
1
Yorio Naide
1
1藤田学園名古屋保健衛生大学医学部泌尿器科教室
pp.429-431
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207398
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尿路感染症は,通常症候性の場合が最も良い抗菌剤の投与適応となる。無症候性の場合,いわゆる非閉塞性腎盂腎炎が主な薬剤投与の適応状態であり,その診断のための感染局在診断が薬剤投与決定に先立って必要となる。なお症候性感染症であっても,感染の部位によって薬剤種,投与経路,投与期間等が変わって来るので部位診断は重要である。この部位診断については,ここでは簡単に触れるに止める。詳細は適当な成書を参考にされたい。
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