講座 実地医家のためのホルモン講座
ホルモン療法の実際・2
無排卵の治療
相良 祐輔
1
Yusuke Sagara
1
1高知医科大学産科婦人科学教室
pp.146-153
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207336
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ホルモンの微量定量法やレセプター測定法が開発される一方で,合成視床下部ホルモンの応用は負荷試験の多様化を実現させている。この臨床内分泌学的手法の進歩が,生殖内分泌学領域においても,生理学的・病理学的に基本的な解明を一段と推し進めたといって良い。さらに,強力な排卵誘発剤の臨床的評価もすでに確立され普及している。
この10年間に,排卵障害に対してもこうした検討に基づいた系統的排卵誘発の考え方が多く報告されている。
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