ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 体外受精
授精法と受精卵培養法
星 和彦
1,2
Kazuhiko Hoshi
1,2
1仙台社会保険病院
2東北大学医学部産婦人科教室
pp.781-785
発行日 1985年10月10日
Published Date 1985/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409207254
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体外受精・胚移植(in vitro fertilization and embryotransfer:以下IVF-ETと略す)では,卵子は排卵直前の段階で採取され,直ちに用意された培養液に移される。その後,夫精子がこれに加えられて(授精)受精が起こる。受精卵はさらに一定時間培養が続けられ,2〜8細胞期に発育した時点で子宮内に移植されることになる。
本節では主としてIVF-ETにおける授精方法と受精卵培養法の実際について説明するが,それらに付随する周辺の諸過程についても述べてみたい。
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