明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 子宮
Ⅰ.体部頸部
頸管無力症の病態と対策
西島 正博
1
Masahiro Mishijima
1
1北里大学医学部産科婦人科教室
pp.417-421
発行日 1984年5月10日
Published Date 1984/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206996
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
妊娠第2三半期の流早産のうち約20%1),あるいは低出産体重児の1.5〜2.6%2)は,頸管無力症が原因になっているとされる。その全妊娠に占める頻度は,500〜2,000例の妊娠に1例とされている3)。しかし,それに対する治療として用いられる頸管縫縮術は,各施設,各医師により種々の頻度で行われており,0〜8%4),0.05〜1.9%5)との報告がみられる。
Copyright © 1984, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.