原著
産科領域のデータ収集とその解析
箕浦 茂樹
1
,
坂元 正一
2
,
開原 成允
3
Shigeki Minoura
1
,
Shoichi Sakamoto
2
,
Shigekoto Kaihara
3
1国立病院医療センター産婦人科
2東京大学医学部産婦人科教室
3東京大学医学部附属病院情報処理部
pp.409-414
発行日 1982年5月10日
Published Date 1982/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206624
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産科領域は,対象となる症例がすべて妊娠,分娩,産褥という基本的には同一経過をたどるものであるため,一定の形式でデータを収集し,管理するのに非常に適した領域である。したがってこれまでにもデータベースに関する研究はいくつか報告されており,臨床に直結して有効に働いているシステムもある。ここではその具体的な例として,コンピュータを用いた妊婦管理,および周産期データの処理について日本および外国の例を紹介するとともに,東大産婦人科において昭和48年より開始されたコンピュータ入力用分娩台帳による分娩データの処理について具体的に述べてみたい。
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