連載 臨床実践
クリティカルパスウェイの作成と実用のテクニック・2
疾患およびケアの理解とデータ収集
松本 あき子
1
,
菅田 勝也
1
1東京大学大学院医学系研究科看護管理学分野
pp.198-203
発行日 1999年2月1日
Published Date 1999/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661905781
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クリティカルパスウェイは時間軸に沿ってケアやアウトカム(結果・目標とする状態)を示すことによって,その患者にその日に実施されるケアや目標となるアウトカムが把握できるものでなければならない.そこで,①何を(どういう項目を)クリティカルパスウェイに含めるか,②ケアやアウトカムの時間的な目標をどこに定めるかを検討し,クリティカルパスウェイに表現する作業が必要となる.
図1はクリティカルパスウェイ作成のプロセスを示したものである.ケア内容や方法を検討する過程(学習)と過去の症例を検討する過程との大きくわけて2つの作業過程があり,それらを統合して理想的なクリティカルパスウェイのフォームやアウトカムを設定することになる.
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