臨床メモ
児娩出時を基準とした分娩経過の新しい計測法
佐藤 直樹
1
1峯クリニック
pp.333
発行日 1982年4月10日
Published Date 1982/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206609
- 有料閲覧
- 文献概要
実地臨床の分娩管理には,分娩進行の時間経過が正常範囲か否かを早く的確に診断し,それから逸脱する分娩経過異常にすばやく対処し,予防処置を講ずることが大切である。
分娩経過に影響を及ぼす因子は多彩で,多くの因子が複雑な組合わせで,しかも時々刻々変化しながら関与している。これら個々の関与因子を分析するためには,多変量解析などの手法が用いられるが,この場合変量の取捨選択が問題になり,変量が多いと実地臨床での取り扱いが煩雑となる。
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.