臨床医のプライマリ・ケア 女性のバイオロジー
産婦人科医療と地域差
品川 信良
1
,
片桐 清一
1
Shinryo Shinagawa
1
,
Seiichi Katagiri
1
1弘前大学医学部産科婦人科学教室
pp.253-262
発行日 1982年3月10日
Published Date 1982/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206592
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医療というものには,本来地域差はあるべきでない。しかし現実の姿としては,経済などと同じように,かなり大きな地域差がある。
もともと「地域」ということの意味は,かなり曖昧(あいまい)ではあるが,都市部と郡部,北と南,先進国と発展途上国などによってかなりの差が,医療設備,医療投資,医療効果などの各方面にみられることは確かである。産科や小児科の医療は,これらのものの影響を一番まともにくらいやすい分野である。
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