救急処置
子宮外妊娠の救急処置—産婦人科の立場から
品川 信良
1
,
藤井 道彦
1
Shinryo Shinagawa
1
1弘前大学医学部産科婦人科学教室
pp.675-679
発行日 1971年7月10日
Published Date 1971/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204445
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ひとくちに子宮外妊娠といつても,いろいろある。ここでは,卵管妊娠に話を限ることにする。
卵管妊娠と診断がついた場合,開腹手術ができるだけ早く行なわれるべきことはいうまでもない。しかし,(1)手術に必要な設備や人手がないところで診断がくだされたときには,患者を他に移送しなければならないし,また,(2)患者の一般状態が悪いときには,まず患者を手術にたえるような状態にしなければならない。以下これらのことについて,産婦人科医としての立場から簡単に解説を加えてみる。
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