Modern Therapy 産科におけるダイナミックテスト
産科におけるダイナミックテスト
武田 佳彦
1
Yoshihiko Takeda
1
1高知医科大学産科婦人科学教室
pp.629-632
発行日 1981年9月10日
Published Date 1981/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206480
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ダイナミックテストは元来疾患あるいは機能の動的判定を行なうことを目標としたテスト形式であり,排卵現象に対する内分泌機能検査などで良く知られており,その特徴は断面的な計測値の評価ではなく,変化分に対する評価であるため予備力を含めた動的機能や異常による偏位をベクトルとしてとらえることができることで,病態を診断するに適している。広い意味では機能の発現や変化を時系列的にあるいは階層的に一定の広がりをもって判定するテストはすべてダイナミックテストに包含することができる。
このような意味で産科診療上のダイナミックテストを母体管理,胎児管理に分けてその概略を解説する。
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