原著
外測陣痛計測法を用いた妊娠,分娩時の子宮内圧推定に関する研究
伊藤 隆志
1
,
岩本 好吉
1
,
紀川 純三
1
,
沢住 和秀
1
,
富永 好之
1
,
前田 一雄
1
Takashi Ito
1
1鳥取大学医学部産科婦人科学教室
pp.479-482
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206269
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近年,分娩中あるいは妊娠中に外測法で子宮収縮を記録することが多くなった。しかし,外測法で子宮内圧を正しく表現できるのかどうかについては種々の意見がある。今回ヒト分娩中に内測法と外測法で同時に子宮収縮を記録し,ミニコンピューターを用いて解析して,両者の比較検討を行なった。また,ガードリング型外測陣痛変換器を800gの重錘で妊婦腹壁上に圧着することにより,妊娠中に外測法で得られる子宮収縮波およびtonusを客観的に表現することを試みた。そして,分娩中の内測・外測比較により得られた補正式を,妊娠中の外測法子宮収縮記録に適用して,子宮内圧の変化を表現しようと試みた。
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