Modern Therapy 不妊治療
機能性不妊
門田 徹
1
,
松岡 幸一郎
1
,
宇津宮 隆史
1
,
山田 滋彦
2
Toru Kadota
1
,
Shigehiko Yamada
2
1九州大学温泉治療学研究所産婦人科部門
2久留米大学医学部産婦人科学教室
pp.189-195
発行日 1980年3月10日
Published Date 1980/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206208
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系統的不妊検査によっても原因の判明しないいわゆる機能性不妊は頻度も高く,それらの不妊カップルをどう取り扱ってゆくかは,不妊症診療に携わる者にとって悩みの種であり,また興味の焦点でもある。
しかし,このような機能性不妊についても,reproductive biologyの進歩に伴い,不妊に関与する新しい因子の発見や精密な検査法の開発によって,なんらかの異常がみいだされる可能性は十分考えられ,従って機能性不妊のカテゴリーも時代とともに変わってくることも当然のことであろう。
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