実地臨床手技のエッセンス 症状よりみた検査法の選択
腰痛
腰痛への提言—整形外科より
加藤 正
1
Tadashi Kato
1
1杏林大学医学部整形外科
pp.934-935
発行日 1979年12月10日
Published Date 1979/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206150
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今日一般的に,整形外科外来を訪れる患者の半数近くは腰痛を主訴としているといわれるほど腰痛症患者は多く,その原因疾患も多岐にわたっている。そのなかで婦人の腰痛症を診察するにあたっては,当然のことながら,まず年齢や妊娠,分娩,手術の有無などを正確に知ることが絶対に必要である。婦人の腰痛では,年代によってその主要原因疾患にも比較的明瞭な差異がみられるので,一応20歳代から高年齢へ四つの群に大別して,それぞれの年代に特徴的な腰痛からみた検査法の選択について述べる。
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