実地臨床手技のエッセンス Office Gynecology
ホルモン外来
林 要
1
Kaname Hayashi
1
1恵生産婦人科
pp.678-682
発行日 1979年9月10日
Published Date 1979/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206099
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現在の性腺機能異常や,その他の内分泌疾患における診断法,および治療法の進歩は著しいものがあり,その内容は複雑化しており,多忙な外来においては,一般診療の能率化をはかる目的にも,特定の時間帯を設置したホルモン外来を,一般外来診療とは別に,特設することがのぞましい。
ところで,基本的にいって,大学病院のホルモン外来と小医院のそれとの間に,診断や治療の手順に差のあるはずのないことは,ここに付記するまでもない。しかし,実際には,後者の場合,前者と比較して,1)できるだけ短時間で診断を確立し,有効な治療にとりかかる。2)患者の精神的,肉体的,経済的な負担をできるだけ回避するなどといういくつかの矛盾した制約をより受けやすい。
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