実地臨床手技のエッセンス 内分泌異常の診かた
症状の診かた
中山 徹也
1
Tetsuya Nakayama
1
1昭和大学医学部産科婦人科学
pp.511-518
発行日 1979年7月10日
Published Date 1979/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409206065
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産婦人科学が女性性機能の学問であり,性機能が間脳—下垂体—卵巣系の内分泌機能三角により調節されていること,ならびに妊娠時の母体および胎児は,内分泌系としての胎児—胎盤系で産生される大量のホルモンの洗礼をうけていることから明らかなように,産婦人科領域における内分泌異常は,女性の性機能学の中の極めて大きな分野を占めており,これを短い紙面でつくすことは不可能である。よって,本稿では婦人科領域における内分泌異常にしぼり,その主要症状についての考え方・診かたを略述する。
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