実地臨床手技のエッセンス 血液と体液のサンプリング
腹水採取
林 茂
1
Shigeru Hayashi
1
1川崎市立川崎病院産婦人科
pp.33-36
発行日 1979年1月10日
Published Date 1979/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205975
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婦人科領域で腹腔内に液体の貯留をみとめた場合,液体内容の腹部〜骨盤内腫瘤との鑑別や,良性〜悪性の判断が治療方針決定上大きく問題になってくる。同時に内科・外科的疾患による腹水も除外しなければならない。
また腹水と胸水の合併したMeigs'Syndromeも婦人科の範囲に入る。腹水を穿刺してえられた材料を検査することが診断の決め手となることが少なくない。そこで腹水の採取法を中心に腹水を認めた患者の腹水採取前後の取扱いの大要をここに述べることにする。
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