Japanese
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特集 晩期癌患者のcare
対症療法の実際
腹水
Treatment of refractory ascites
小林 健一
1
,
本定 秀雄
1
,
福岡 賢一
1
,
加登 康洋
1
,
服部 信
1
Kenichi KOBAYASHI
1
1金沢大学医学部第1内科
pp.328-330
発行日 1981年3月20日
Published Date 1981/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207624
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はじめに
腹水は癌末期患者にしばしばみられる重篤な臨床症状の1つであり,その治療は患者の苦痛を軽減するうえで重要であるが,実地臨床上コントロールに苦慮することが多い.本項では著者らの経験例をもとに,はじめに臨床上もつとも多い肝硬変に伴なう腹水と明らかな肝癌を伴つた腹水の利尿薬による治療効果および副作用について比較対照しつつ,一般的な治療方針を述べ,ついで癌性腹水例について具体例を呈示することとする.
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