原著
絨毛性腫瘍における細胞効果の判定基準と発現機序に関する検討
平島 直信
1
,
三浦 清巒
1
,
丸石 忠之
1
,
高村 慎一
1
,
秦 知紀
1
,
山辺 徹
1
Naonobu Hirashima
1
1長崎大学医学部産婦人科学教室
pp.437-441
発行日 1978年6月10日
Published Date 1978/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205850
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絨毛性腫瘍の化学療法時に,しばしば一過性のhCG値の上昇とその後の下降(細胞効果)がみられるが,この現象は病巣存在の有無や緩解判定の重要な指標となっている1,2)。しかしながら,細胞効果の基準が必ずしも明確に設定されていないため,しばしばその判定に苦慮する場合がある。そこで細胞効果の判定基準を明確にし,さらにその発現機序ならびに出現頻度を検討したので報告する。
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