原著
Microstix-Candidaの腟真菌症への応用
岩﨑 武輝
1
,
町原 充
1
,
木津 収二
1
,
石川 日出明
2
Takeki Iwasaki
1
,
Hideaki Ishikawa
2
1済生会京都府病院産婦人科
2済生会京都府病院細菌検査室
pp.379-382
発行日 1978年5月10日
Published Date 1978/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205836
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産婦人科領域における外陰腟真菌症は,腟炎の中でトリコモナス腟炎とならんで感染性腟炎の代表とされている。その診断法として現在,鏡検法と培養法が用いられているが,前者の方法は簡単であるが診断困難な場合があり,検出率では後者の方が明らかに優れている。培地には,従来主にSabouraud培地,水野—高田培地が利用されているが,判定まで(48〜72時間を要するといわれている。今回,簡易診断培地として米国Ames社で開発されたMicrostix-Candidaを入手する機会を得たので,その使用成績について少数例ではあるが報告する。
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