新しい視点をさぐる Aging
思春期発来の生理と病理
加藤 順三
1
,
落合 和徳
1
Junzo Kato
1
,
Kazunori Ochiai
1
1帝京大学医学部産科婦人科学教室
pp.11-17
発行日 1978年1月10日
Published Date 1978/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205754
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
性差の少ない幼小児期から第二次性徴,初潮の発来と,心身ともに大きな変化を迎える思春期は,"小児期から成熟期への移行期間"である。したがって生殖可能な心身と性周期の確立までの過程であるから,その間の内分泌学的変化は著明かつ複雑であり,思春期の発来についてはいまだ不明の点もあるが,その機序は絶妙な調節の上に成り立っているものといえる。
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.