特集 先天異常の胎内診断
妊娠中の黄体ホルモン剤使用の有無と先天性心疾患児
伊藤 博之
1
Hiroyuki Ito
1
1聖路加国際病院産婦人科
pp.1035-1038
発行日 1976年12月10日
Published Date 1976/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205536
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黄体ホルモン(以下黄体Hとする)が妊娠持続作用をもつ特殊なホルモンとして,流早産予防および妊娠診断等に広く臨床応用されるようになってから40年ほどの年月が過ぎようとしている。その間,特に1950年以降,各種経口黄体H剤が開発され今日では40種以上にのぼる化合物が知られている。さらに近年,経口避妊薬(ピル)の普及とともに,性ホルモン剤に対するいくつかの問題点が指摘されるようになってきた。
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