薬の臨床
ステロイド避妊薬長期服用者の血液生化学的所見—その2:蛋白・コレステロール・糖について
塚田 一郎
1
,
街風 喜雄
1
,
木暮 正彦
1
,
村国 穣
1
,
岩崎 哲夫
1
,
陳 清勁
1
Ichiro Tsukada
1
1関東逓信病院産婦人科
pp.335-340
発行日 1976年4月10日
Published Date 1976/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205412
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10年ほど前から当院で管理しているステロイド避妊薬長期服用者の血液生化学的所見のうち,肝機能に直接関係あるものについては前回報告した(本誌第29巻第7号)。今回は血清中の総蛋白,アルブミン,A/G比,総コレステロール,糖の値につき報告する。なお,血清中の電解質,カルシウム,燐,尿素窒素,尿酸などについては,引続き次稿で報告する予定である。
研究方法についての詳細は前報23)にゆずるが,研究対象を服用期間によつて大別すると表1のようになり,服用開始時の年齢分布は表2のごとくである。
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