総合講座 産婦人科と皮膚
内臓疾患と皮膚
西山 茂夫
1
Shigeo Nishiyama
1
1北里大学医学部皮膚科学教室
pp.807-810
発行日 1974年12月10日
Published Date 1974/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205105
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一般に内臓と皮膚との関係は次の3つに大別される。1)内臓病変が皮膚に影響を及ぼす場合,2)皮膚病変が内臓に何らかの変化を生ずる場合,3)高次の原因が内臓と皮膚に同時に病変を生ずる場合,である。"内臓疾患と皮膚"というテーマで問題となるものは,1)と3)であり,1)は内臓疾患の皮膚表現(skin mani—festation of internal disorders=dermadrome)として総括され,3)には皮膚も罹患する系統的疾患ないし症候群が含まれる。ここでは成人女性に関係の深いものにつき若干の例を挙げて記述したい。
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