カラーグラフ
爪の変化と内臓病変
西山 茂夫
1
1東大皮膚科
pp.1156-1157
発行日 1968年10月10日
Published Date 1968/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223057
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爪の変化には内臓疾患に伴うもの,皮膚疾患に伴うものおよび爪自身の病気とがある.内臓病変による爪の変化を理解するには,これらのすべての爪変化を知っていなければならない.内臓病変と関係のある爪の変化は比較的少なく,また特異的な変化も多くはない.しかしそのような爪の変化を知っていれば初診時において,診断ないし検査の方向をある程度決めることができる場合がある.
爪の変化には,色の変化,形の変化,質の変化があり,それぞれ爪の疾患の診断に重要である.ここにその若干の例をあげて,内臓疾患と爪との関係を考えて見たい.(本文59ページ参照)
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