症例
腟細胞診にて悪性細胞陽性であつた卵巣癌の1例
伊藤 博之
1
,
松岡 松男
1
Hiroyuki Ito
1
,
Matsuo Matsuoka
1
1聖路加国際病院婦人科
pp.395-397
発行日 1974年5月10日
Published Date 1974/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409205042
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子宮頸癌の細胞診は近年著しい進歩を遂げ早期診断上の有力な武器となつているが,卵巣癌の場合には相変らず特別のscreening法のないまま今日に至つている。
最近,われわれは腟細胞診にて悪性細胞を検出し,手術の結果,卵巣癌であつた1例を経験したので報告し卵巣癌の場合の腟細胞診の意義について若干の検討を加えてみたいと思う。
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