避妊
国鉄新潟支社の家族計画—特に妊娠率,人工妊娠中絶率,出生率の推移ならびに受胎調節失敗の原因とその考察
河辺 昌伍
1
Shogo Kawabe
1
1新潟鉄道病院産婦人科
pp.527-535
発行日 1970年6月10日
Published Date 1970/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204228
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まえがき
我国は終戦により多数の軍人が家庭に帰つたために,昭和22年よりいわゆるベビーブーム時代に入つたが,一方荒廃した国内事情のために,人工妊娠中絶(以下人工中絶と略記)を行なうものが続出した。反面人工中絶による母体の障害が重大な問題を提起した。
ここにおいて,ようやく家族計画が国の施策として脚光をあび,国鉄においても,昭和31年6月基本計画の一環として取り上げられた。
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