特集 不妊症の診断
Culdoscopyによる写真撮影法と子宮卵管造影法の比較
林 基之
1
,
柴田 直秀
1
1東邦大学医学部産婦人科学教室
pp.469-472
発行日 1970年6月10日
Published Date 1970/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204218
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Culdoscopyによる写真撮影法は,子宮・卵管・卵巣・腹膜・腸管等の表面構造ならびにその相互関係を視診する方法であり,子宮卵管造影法は頸管,子宮腔,卵管腔等の内部構造特に卵管通過性を判定する方法である。
Culdoscopyのばあいは,後腟円蓋部から鏡を入れるのであるが,患者の姿勢は胸膝位とし,套管針付套管をダグラス窩内に入れてから,套管針を抜くと,空気は腹腔陰圧によつて,十分の視野が得られる。もし視診し難い時には,更に陽圧によつて空気を注入するとよい。
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