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診断と検査法
Myelopaque使用による子宮卵管造影法について
Hysterosalpingography using Myelopaque
竹下 文雄
1
,
鷲尾 寿子
1
,
上林 操
1
Fumio Takeshita
1
1東邦大学医学部産婦人科学教室
pp.885-890
発行日 1959年10月10日
Published Date 1959/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202045
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Ⅰ.緒論
子宮卵管造影法は,子宮の形態,疎通性,内膜の性状,附属器周囲の状況等,不妊症診断には欠くべからざる検査法であるが,使用される造影剤の改良は,本法の発達を促進し,子宮卵管造影法の歴史は,そのまゝ造影剤の歴史といつても過言ではない。
Cary, Rubinが1914年本法を創始した頃使用されたCollargolは,刺激が強いために顧みられなかつたが,1924年HenkelのUmbrenal,1926年Bakkeの臭化物,1932年Williamsのバリウム塩,1933年Guthmann等のUmbrathor (ThO2)等も同様の理由により,広く用いられるには至らなかつた。
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