今月の臨床 早期子宮頸癌--今日の焦点
組織診の要点と問題点
岩田 正晴
1
Masaharu Iwata
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科教室
pp.69-72
発行日 1968年1月10日
Published Date 1968/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203829
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はじめに
子宮頸癌に対する検査法としては,現在一般に細胞診とColposcopyによるScreening,次いで組織診Biopsyというのが普通で,Biopsyは癌か否かの診断の上で確診法とされている。しかしこのBiopsyでも,病巣の小さい早期癌であればあるほど,切除部位の選定ということが問題になり,またその判定の上でも問題点が残されている。そこで頸癌のBiopsyにおける2,3の問題点とこれに対する私見につき述べてみたい。
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