症例
生下時体重5620gと5302gの巨大児経腟分娩例—その文献的考察ならびにPrediabetes (糖尿病前期)との関連について
熊坂 高弘
1
,
西 望
1
,
須賀田 邦彦
1
,
木村 隆
1
Takahiro Kumasaka
1
1東京医科歯科大学産婦人科教室
pp.911-916
発行日 1967年11月10日
Published Date 1967/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203798
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
巨大児といわれるもののうち生下時体重が5000g以上のものは,多くはない。その中で経腟分娩で生児をえられた例はさらに少なくなる。われわれは最近生下時体重5,620gと5,302gの2つの巨大児経腟分娩例を経験したので従来の報告例を調査し比較検討してみた。さらにPrediabetes(糖尿病前期)という概念が,産科領域でも問題にされる傾向にあるので,われわれの症例と関連して若干の考察を試みたので報告したいと思う。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.