グラフ 新生児の観察シリーズ・3
新生児のけいれん
島田 信宏
1,2
1慶応義塾大学医学部産婦人科教室
2国際聖母病院産婦人科
pp.779-782
発行日 1967年10月10日
Published Date 1967/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203773
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新生児が示す中枢神経系症状のなかでも,「痙攣」は最も重大な意味を持つものである。産科的にその原因を求めることが可能な場合もあるし,またいくら考えても原因が分らないまま新生児が成長してしまうこともある。たとえ,一過性であつたにしろ,痙攣が起つたということは中枢神経系の最悪の事態を示すものであり,私達新生児管理に当る者はその新生児の予後の追求を十分に行わなくてはならない。
最近,私達の新生児室で経験した「痙攣を示した新生児」5例の記録をみながら,撮影した写真に説明を加えてみることにした。
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