Japanese
English
悪性腫瘍の問題点 化学療法
薬剤
機能性出血患者の線維素溶解現象と治療薬としてのイプシロン
Solution of fibrin in functional uterine bleeding, with special reference to a medicine"Ipsilon"
吹田 清純
1
,
伊藤 輝夫
1
Kiyomi Fukita
1
1倉敷中央病院産婦人科
pp.917-918
発行日 1965年11月10日
Published Date 1965/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203372
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はじめに
近時線維素溶解現象という問題は各方面において研究され広くは生体反応の一つとして線維素溶解現象があらおれる点から色々の刺激をうける生体の状態を把握する上に此の現象は重要なものとして注目されている。ことに出血という問題に関係する点,われわれ産婦人科領域においては関係の深いものであると考えられる。この研究は産婦人科領域においては他科に比してその発表も少ない現況である。またこの現象は検査力法が比較的面倒であり臨床的に簡単にしかも適確に判定しえるまでに至つていない。しかし私達も最近若干の検査法を行なつて産婦人科領域における2,3の問題について線溶現象を検索しまた抗線溶剤による治療効果,線溶現象に及ぼす影響を検する機会をえたので今回は機能性出血患者の線溶状態ならびに抗線溶剤による治療効果について報告する。
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