談話室
世の母親たちの恩人Semmelweisの不遇な生涯
高橋 功
pp.812-815
発行日 1965年10月10日
Published Date 1965/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203351
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産褥熱で死んだ若い母親の解剖をおえて研究室にもどつてきたウイーン大学附属病院産科第一教室助教授lgnaz Philipp Semmelweisは,ここまで書いて目をとじた。その目蓋には,1ヵ月程前に全く同じ解剖所見で死んでいつたJakob Kolletschka教授の面影が浮び,その交遊が偲ばれるのだった。
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