講座 臨床家のための腫瘍冤疫学序説・6
臨床家のための腫瘍冤疫学序説(その6)
竹内 正七
1
Shoshichi Takeuchi
1
1東京大学
pp.35-39
発行日 1965年1月10日
Published Date 1965/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203194
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癌の特異抗原について報告が相ついでいるが,ここには方法論的に重大な障壁が未解決のまま残されていることを指摘しておきたい。したがって,将来,癌の特異抗原はどのような方法で捉えられて行くかについて触れておく。特異抗原と裏腹の関係にある特異抗体について,細胞結合抗体の重要性とその測定法について述べ,癌抗体が癌細胞に結合するさい.Vascular barrierより.癌抗体の特異的親和性こそ重要因子をなすことを指摘した。
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