Japanese
English
症例 子宮頸癌
子宮頸癌手術後に皮膚転移を来たした1例
A case of skin metastasis of cervical cancer following its operation
渡辺 保
1
,
東岩井 久
1
,
多田 和弘
1
Tamotsu Watanabe
1
1東北大学医学部産婦人科教室
pp.721-723
発行日 1964年9月10日
Published Date 1964/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203127
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緒言
最近のめざましい癌医学の進歩にかかわらず,癌患者は内外ともに増加の傾向にある。皮膚癌も本邦に比して欧米では多数報告されているが,転移性皮膚癌は本邦はもちろんのこと,欧米においても依然として稀な疾患とされている。子宮癌においてもその例にもれず,剖検でおよそ1〜5%,臨床例においてはさらにすくなく10例内外の報告をみるにすぎない。最近,われわれは子宮頚癌根治手術後約1年6ヵ月を経て,皮膚転移を生じた興味ある1例を経験したのでここに報告する。
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