MY THERAPY in series・24
膣トリコモナスの検出
青河 寛次
1
1京都府立医科大学
pp.641-642
発行日 1964年8月10日
Published Date 1964/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409203107
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原虫検出の意味:帯下の治療にあたつては,まず,腟内容の検索を行なつたうえで,その検出菌に適した薬剤の選択投与が行なわれるわけである。しかし,腟内容の検査を行なつても,1,2回の検査で不確かなままに薬剤投与が行われたり,あるいは,忙しい日常臨床の日々にあつては,ともすれば起炎菌の検出が行われなかつたりすることが往々あり,そのために腟トリコモナス症(腟ト症)の診療にいろいろな困難を生じている。
もちろん,こうした盲目投与を行うのも,それ相応の根拠がないわけでない。
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