Grenzgebieten 座談会
皮膚科と産婦人科
川村 太郎
1
,
小堀 辰治
2
,
安藤 畫一
3
,
小林 隆
1
,
長谷川 敏雄
4
1東大
2東京逓信病院
3慶大
4日赤中央病院
pp.830-841
発行日 1962年11月10日
Published Date 1962/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202699
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*青春期の皮膚病*
長谷川 本日は産婦人科と皮膚科との関係についてお話していただきたいと考えております。
さて,各科における生理的,病的現象は,性別に関係なく男女ほぼ同程度に起こるものもある一方,女性に特有なものも少なくないと考えられます。ことに婦人では,まず青春期に達すると月経が始まり,次で成熟期に達すると妊娠という現象が起り,さらに進んで閉経期あるいは更年期に達するというように,一生がいろいろな時期に分れており,婦人科的な観点からみて各時期に特有な現象が幾つかあるわけですが,皮膚科でも例外ではないと考えられるのであります。
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