Japanese
English
産科 分娩
アリナミンF錠の分娩時使用経験
Experience with "Alinamin" tablet at the time of delivery
森 新太郎
1
,
石井 フジヱ
1
Shintaro Mori
1
1住友病院
pp.433-434
発行日 1962年6月10日
Published Date 1962/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202635
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緒言
R.L.Schudは大量のビタミンB1(以下VB1と略す)の投与は陣痛を強め,分娩時間を短縮すると共に産痛を軽減すると述べ,欧米では既に多くの追加があり又わが国でも安武氏,関口氏,最近では渡辺,宮崎両氏により分娩時産痛軽減の目的でアリナミン使用の報告がある。アリナミン使用を産痛軽減のみの目的で使用した際,その成績の判定は難かしい点があると思われるにも拘らず,渡辺,宮崎両氏は極めて詳細なる研究の結果総有効率73%と報告されている。われわれはこのたび武田薬品工業株式会社より新VB1製剤アリナミンF錠の提供を受けたので,これを分娩時に使用し非常に有利な成績を得たので報告する。
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