Japanese
English
産科 産褥
帝切及び産褥不妊手術患者に対するパルタン錠の使用経験
Experience with "partan" tablet in cesarean section and sterilizing operation in the puerperium
河辺 昌伍
1
,
野沢 竹恵
1
Shogo Kawabe
1
1新潟鉄道病院産婦人科
pp.323-328
発行日 1962年4月10日
Published Date 1962/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409202615
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I.はじめに
腹式帝王切開術であるとか,産褥不妊手術とか妊娠子宮に直接メスを加え或いは手術のための麻薬の使用,或は腹壁の切開等の操作,術後の安静等は正常産褥に見られぬ一種のストレスであり,これ等は爾後の子宮の復故に対して悪影響を与えるものであることは,われわれの日常経験する所である。
さて,内服用子宮收縮止血剤として提供されたPartan錠についての,正常産褥,人工妊娠中絶後の使用については,既に多数の報告があるが,これを前記の帝切や産褥不妊手術患者に使用し,対照側と比較した成績はない。依て,われわれは持田製薬会社より薬品の提供を受けたので,この点について調査したので報告する次第である。
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